親知らず抜いた方がいいですか、とよく聞かれます。
親知らずも様々で抜く必要のない親知らずもありますが、
ほとんどの場合は抜歯がいいでしょう。
当院は大学生の方が多く来院されますのでよく抜歯を勧めています。
20歳前後は親知らずが生えてきて抜き時なんです。
他にもいくつか理由があります。
若い時は抜歯が簡単
年齢を重ねるにつれ歯は抜けにくくなります。
若い時は力をかけると骨がたわんでくれて、親知らずはスポッと抜けてくれます。
しかし年齢が高くなると力をかけても抜けてきてくれません。
その場合は歯を支えている骨を削るため、結果として手術時間も長くなります。
なので腫れや痛みは必然的に多くなります。
治りも若い人が断然早いですし、30代以降は痛みが長引く傾向にあります。
20歳前後は患者と歯医者、お互いが楽なんです。
怖いからって後回しにすればするほど大変になりますよー。
社会人は忙しい
大学卒業、就職すると平日は一生懸命働くとこになります。
そんな日に親知らずが原因で痛んだとしましょう。
まずは痛み止めで誤魔化し、休みをもらって歯医者にいきます。
「痛みがあると抜けないので抗生剤を飲んでください」
急性炎症がある場合に外科処置を行うと痛みが強まるので
このような対応が一般的です。
次回が抜歯、その後も消毒や抜糸など盛り沢山です。
虫歯も見つかろうものなら別日で虫歯治療。
忙しい社会人に通院はなかなかハードルが高いのではないでしょうか。
なので比較的時間をコントロールできる大学生にうちに抜歯を勧めます。
親知らずが痛んで来院されました。
26歳で抜きやすかったですが、社会人なので仕事を休みながら通院してくれてます。
このような口腔内に一部生えている親知らずは痛みが出る可能性が非常に高いです。
親知らず抜きたくなりましたか?
20歳前後はちょうど親知らずが生えてきて抜歯の侵襲が一番低い時期です。
それに比較的時間も確保しやすいのですから、大学生の方は一度歯医者で診てもらってください!
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